1969年に誕生した初代モデル (S30型) 以来、世界的な人気を誇るNISSANのスポーツカー、フェアレディZ。1978年にはフルモデルチェンジを受けた2代目モデル (S130型) が登場しました。ロングノーズ・ショートデッキの基本フォルムを引き継ぎ、空力を改善。さらにメカニズムもリヤ・サスペンションをストラットからセミトレーリングアームに変更するなど進化。また、ブレーキは4輪ともディスクブレーキを採用してレベルアップしました。エンジンは電子制御燃料噴射装置つきの2リッターと2.8リッターの直列6気筒が用意され、高速ツアラーとしての性格も持っていました。また、1980年には中央部を細く残して屋根の両側を取り外せるTバールーフを国産車として初採用。オープンカー並の開放感が味わえ、しかも耐候性が高いのも特徴。優れた走行性能に加えて高い安全性と快適性をあわせ持った2代目フェアレディZの名声を不動のものとしたのです。